書評 『旅に出よう、終わりゆく世界の果てまで。』


2012 . 08 . 21 00 : 57  書評
お久しぶりです、ジュジュです。
知らない人は覚えてね。

今回紹介する本はこちら。

旅に出よう、滅びゆく世界の果てまで。 (電撃文庫)旅に出よう、滅びゆく世界の果てまで。 (電撃文庫)
(2008/03/10)
萬屋 直人

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世界は穏やかに滅びつつあった。「喪失症」が蔓延し、次々と人間がいなくなっていったのだ。人々は名前を失い、色彩を失い、やがて存在自体を喪失していく…。そんな世界を一台のスーパーカブが走っていた。乗っているのは少年と少女。他の人たちと同様に「喪失症」に罹った彼らは、学校も家も捨てて旅に出た。目指すのは、世界の果て。辿り着くのかわからない。でも旅をやめようとは思わない。いつか互いが消えてしまう日が来たとしても、後悔したくないから。記録と記憶を失った世界で、一冊の日記帳とともに旅する少年と少女の物語。

完全にタイトルで読もうと思った作品ですが、
タイトルに惹かれて読むような人にとってはまさに期待どおりな作品になっているとおもいます。

短編集的な構成になっていて、『少年』と『少女』が行く先々で出会った人々となにかしらのドラマを紡いでいく、
といった感じで物語は進行していきます。

扱ってる題材こそ重いというか明るいものではないですが、
(主に『少女』の破天荒な性格によって)比較的明るい雰囲気で進んでいく話が多いです。

続編が出るという話もあったそうですが、一巻出てから四年以上たっちゃいました。
悲しい。

まぁ、逆に言えば現状一巻読みきり状態なので、手を出しやすいかも。
ポジティブシンキンッ。

いかんせん少し古い作品なので書店ではあまり置いてないと思いますが、通販なんかは生きてると思いますので
気が向いたなら『少年』と『少女』の生き様を見てみませんか?

書評 『 RDG レッドデータガール 』


2012 . 08 . 17 17 : 54  書評
はじめましての方もそうでない方もこんにちは。
 少佐です。

今回紹介させていただくのはこちら。
じゃじゃーん

RDG レッドデータガール  はじめてのお使い (カドカワ銀のさじシリーズ)RDG レッドデータガール はじめてのお使い (カドカワ銀のさじシリーズ)
(2008/07/04)
荻原 規子

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世界遺産に認定される玉倉山に生まれ育った泉水子は突然、東京の高校進学を薦められて…。こんな物語読んだことがない!荻原規子書き下ろし新感覚ファンタジー開幕!

(amazonより)



表紙からご想像がつくかもしれません。

  和風ファンタジーですよー!!


修験者、忍者、神霊、陰陽師など様々な役者がそろっています。

その中でも、とりわけ重要なのは

    やはり、"姫神"

姫神って何? と思われた方は是非、読んでみてください。

そこにはきっと、思いもよらない世界があなたを待ち受けています。


ちなみに

アニメ化決定です!!

彼女たちの息遣いを聞ける日が待ち遠しいです。



 いるかもしれない"不思議なもの"

 あるかもしれない"不思議な世界"

 そのカケラにふれてみませんか?









2012・08・15 ★大会議★


2012 . 08 . 16 14 : 06  部会報告
どうもお久しぶりです、ヒメです!

昨日は年に二回の大会議、夏のあやつむ大会議でございました!
が、その前に『あやつむ大掃除・夏の陣』も決行しました!!!!

ご存知の方も多いと思いますが、あやつむのBOXはやたらに広く、そのため物も多いのです。
今年は部員も増えましたので、必然的にゴミその他不要物も凄まじいスピードで増えるのです。

というわけでBOX内の大きな物をすべて運びだし、床を掃いて水拭きし、畳を拭き、要らないものは捨てて、綺麗にしました☆
朝から来てくれた有志のみなさんありがとうございました<(_ _)>

それでは大会議報告に移ります。

まず、原稿のやり取りに使っているHotmailについて
※特に最近引退された先輩方はご注意ください
長年同じパスワードを使っているというのがセキュリティ上いかがなものかということになりまして、
本日よりパスワードを変えております。
もし、OB・OGさんの中でデータのバックアップなどのためにログインしたいという方がいらっしゃる場合は
お手数ですが現役部員にご連絡いただきますようお願いします。
ちなみに部長が変わるごとにパスワードも変更する方針となりました。

返答の順番、批評グループ分け、ブログ当番など決めました。

ブログ当番は先五週間が決定しましたので一覧を載せておきます。

8/16(木)~22(水) 少佐、ジュジュ、チャップス
23~29 ミルク、LANちゃん、ハイジ
30~9/5 ふっしー、もなー、ちゅーやん
6~12 くらら、ケロちゃん、なこちー
13~19 じょなさん、げったん、紫煉

となっています。
お楽しみに☆
そして、ヒメが部会を欠席した際の部会報告をしてくれるブログ副担当をジュジュがやってくれます!
早速来週お仕事なので頑張ってね!!!(私は集中講義受けてます)


ここで報告すべき大きなことはこのくらいでしょうか。
では、また再来週!

書評「ふたりの距離の概算」


2012 . 08 . 15 21 : 22  書評
お久しぶりです、一回生のチャップスです。

前回から、3か月振りですねー(←以前は4か月後と言いながら……)


さてさて、今回もたくさんある本の中から色々と迷ったので、
辻村深月さんの『鍵のない夢を見る』これを買って読んだ後に紹介しようかなー なんて

鍵のない夢を見る鍵のない夢を見る
(2012/05/16)
辻村 深月

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だけど、時間的余裕がなかったので断念……


……というより、はっきりと『この本紹介しよう!!』というのが決まったので。

ちょっとその経緯を説明しますねー。(しばし、お付き合いくださいな☆)


今日の帰りのこと。
一回生4人(男子2人、女子2人)で話しながら帰っていたのです。
そのまま阪和線の中でも色々とお話しを。
そして、電車が天王寺に着くかなーというちょっと手前、

『夏休みもう4分の1終わったねー』『え?4分の1じゃないだろー』

みたいな他愛もない話をしていたのです。
そこで誰かがふと発した「計算」という言葉に引っかかって、ぐるぐると思考。

すると、はっと「概算」という言葉が出てきてこの本が浮かんだのですね……


ばばん

ふたりの距離の概算ふたりの距離の概算
(2010/06/26)
米澤 穂信

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米澤穂信さんの『ふたりの距離の概算』です。

この本は、《古典部》シリーズの第5作目にあたる本です。


では、簡単にあらすじ紹介を。

〈あらすじ〉
春を迎え高校2年生となった折木奉太郎たちの<古典部>に新入生・大日向友子が仮入部する。
千反田えるたちともすぐに馴染んだ大日向だが、ある日、謎の言葉を残し、入部はしないと告げる。
部室での千反田との会話が原因のようだが……。
奉太郎は、入部締め切り日に開催されたマラソン大会を走りながら、心変わりの真相を推理する! 


このメインとなる退部の理由の推理以外にも、新歓での一コマや、喫茶店での一コマで
主人公の折木奉太郎の洞察力の高さが垣間見えるかと。


この作品にも限らず、《古典部》シリーズの作品というのは、
人の死なない、日常系のミステリーなのですね。
だから、殺人ミステリーが苦手な方にもおススメです。

また、このシリーズの第1作目にあたる『氷菓』はただいまアニメ放送中なので、
これを機に原作に手を出してみてはいかがでしょうか?!

以上、チャップスでした。 ではでは~