書評『仏果を得ず』 


2012 . 09 . 11 11 : 04  書評
こんにちは~。2回生のくららです。
皆様夏休みはいかがおすごしでしょうか。
大学生以外はもう夏休みじゃないでしょうけれど。

「よし、今年は本沢山読むぞー!」と7月末に意気込んでいた私ですが、この夏休みをざっと振り返ってみると、読んでいたのはほとんど漫画でした。
アウチ!

これから頑張ります!(笑

では書評に参りまーす。


今回ここで書かせていただくのはこちら!


仏果を得ず (双葉文庫)
定価:¥ 630
作者:三浦 しをん
by 通販最速検索 at 2012/09/11



三浦しをんさんです。
『船を編む』で本屋大賞おめでとうございます。
私ももちろん『船を編む』読みました。
でも今回は『仏果を得ず』を取り上げまーす。

この『仏果を得ず』は、今なんやかんやと大変そうな「文楽」を題材にしています。
主人公は文楽の大夫をしている若者です。
彼は学生時代に観た公演がきっかけで文楽の世界に足を踏み入れていますが、大夫になってからも様々な悩みを胸にしまっています。
しかし、悩みは克服していくもの。
自分の演じる作品を通して自分の抱える問題について考えてみたり、周囲の人達との関わりの中から自分なりの答えを模索していきます。

この作品、文楽について取り上げていると先ほど書きましたが、「取り上げる」なんて軽いものでは実はないと思われます。
作者のしをんさんは実際に文楽を観に行かれたらしいのですが、それ以来文楽にはまってしまわれたそうです。
文楽観賞のエッセイまで書かれているほどです。
そんな作者さんによって書かれた作品ですので、作中の文楽のシーンには惹きつけられるものがあります。
それに、主人公達が文楽を演じる側の人達ですので、観劇する作品としての文楽とはまた一味違っています。
主人公が文楽作品の登場人物について考察しているところなんかは、なんだか勉強になるなーと思ってしまいます。

それに、登場人物が皆個性的で素敵です。
私はその中でも、主人公の師である銀大夫が好きです。
いくつになってもいたずらっ子のようで茶目っ気を忘れないお爺ちゃんです。
しかし適当にしているようで師匠としてはすごく偉大な人物。


なんだか締め方が分からなくなってきたので内容についてはここまでにしたいと思います。

とりあえず、文楽については何も知らないという方でも十分楽しめる作品だと思います!
むしろこの作品を読んだら、一度は文楽観に行ってみるかなー、と思えるはずです。
読後はほっこり感必至!
どうぞ皆さん読んでみてください!
そして私と一緒に三浦しをんワールドにハマりましょうw
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