郵便少年


2011 . 10 . 25 04 : 13  書評
 先日、部会にてブログが過疎化しているという問題が持ち上がり、部員の持ち回り制にするということにきまりました。
 そして、運悪くその第一回目を引いてしまった三回生のしゃーにーです。


 ということで、今回は文芸部らしく書評というか、本の紹介をしようかと思います。


ほっと文庫 郵便少年
定価:¥ 399
出版日:2011-08
出版社:バンダイ
作者:森見 登美彦
by 通販最速検索 at 2011/10/25




 こちらの作品はただの文庫ではありません。なんと、小説と入浴剤がセットになった(たぶん)史上初の文庫です!

 このほっと文庫シリーズは様々な作家の作品があるのですが、それぞれの小説には入浴剤の香りと同じ香りのする場面が出てきており、お風呂に入りながら読むことでその作品の世界の匂いを感じることができるのです!

 その割に小説に防水加工をしていないのはちょっとどうなんだろうと思いましたが……

 で、今回、私が買ったのは森見登美彦氏の「郵便少年」。森見氏は私の一番好きな作家で、わくわくしながら封を開けました。

 中には30ページほどの薄い冊子と森の香りと書かれた入浴剤が。まさか森見氏だから、森の香りなのか?という疑問を抱きつつ、薄い本をするすると読み進めました。

 内容は日本SF大賞をとった「ペンギン・ハイウェイ」の主人公、アオヤマ君のお話。

ペンギン・ハイウェイ
定価:¥ 1,680
レビュー平均:4.04.0点 (44人がレビュー投稿)
4.04.0点 少年を見守る父の存在が印象的
4.04.0点 新境地?森見ワールド健在!
5.05.0点 世界を知っていく喜びと痛み
出版日:2010-05-29
出版社:角川書店(角川グループパブリッシング)
作者:森見 登美彦
by 通販最速検索 at 2011/10/25



 アオヤマ君はある日、手紙を回収しに来た郵便局のおじさんに手紙がどこまででも届くと言われ、郵便について興味を持ちます。

 そして、歯医者で出会った自らを宇宙人だと比喩するおばあさん、ヒサコさんに出会い、ヒサコさんに郵便局のマークがついた鞄と帽子をもらい、アオヤマ郵便局をつくります。

 アオヤマ君は手紙はないかとクラスの子に尋ねますが、誰も手紙は書いてくれませんでした。そこにクラスメイトで自分のことを宇宙人だと言っているハセガワ君がやってきて、火星にあてた手紙をアオヤマ君に渡すのです。



 短い話ですし、これ以上はネタバレにもなるのでいいません。しかし、読んでいくとどこか穏やかでのんびりとした森見ワールドとともにどこか切ない、そんな雰囲気が漂ってきます。

 貧乏性の私は入浴剤をまだ使っていませんが、きっとお風呂の中で読むこの話はきっと爽やかで寂しい、そんな感情を呼び起こしてくれると思います。


 ということで、書評というよりは紹介でしたが、これで書評を終わりたいと思います。ではでは、次の人も頑張ってくださいー
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