書評『ゴールデンタイム』


2011 . 11 . 11 22 : 30  書評
じょなさんです。
今週の書評担当です。

今回紹介するのはラノベです


ゴールデンタイム〈1〉春にしてブラックアウト (電撃文庫)ゴールデンタイム〈1〉春にしてブラックアウト (電撃文庫)
(2010/09/10)
竹宮 ゆゆこ

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最近はあんまりラノベを読まないのだけど、これは最近読んだ中では一番でしたね。
作者は『とらドラ!』で有名な竹宮ゆゆこ先生。イラストは『イリヤの空、UFOの夏』の駒都えーじ先生です。

東京で一人暮らしを始め大学デビューを目指す大学生、多田万里は、容姿も能力も完璧な超絶お嬢様の加賀香子と出会う。しかし、香子は幼馴染である柳沢を追いまわし、もはやストーカーのレベル。完璧なはずなのにどこかドジなところもある香子を万里はどこか放っておけなくて……。

この話の良さの一つはキャラクター。主人公はヘタレだったり鈍感だったりしないです。ラノベの主人公は大抵ヘタレだったり鈍感だったりしますから……。そういう意味で主人公多田万里はなかなか好感度高いです。
ヒロインの加賀香子も完璧なはずなのにどこか抜けているドジっ子。かわいいです。
他にも柳沢やリンダ先輩、岡千波といった個性豊かなキャラクターが出てくるのも魅力です。

『とらドラ!』を読んだりアニメを見た人ならわかると思いますが、あのギャグセンスは健在です。爆笑は必至です。

しかし、ほろりとさせる部分もあり、メリハリがきいているのもまた魅力の一つ。複雑に絡み合い一方通行になった恋摸様は読んでいて切ない気持ちになります。

全体として読みやすく最高のラノベですが弱点は二つ……。
一つは妙にリアルに大学生活を描写してくるので、非リアの方は注意してください。飲み会でうまく盛り上がれない描写などは「あれ? なんで俺の大学生活知ってんの? どっから見てたの?」という気分になります。リア充爆発しろ。
もう一つは出るのが遅いこと。ラノベは最初の方はだいたい3から4カ月に一冊は出すものですが、これは約半年に一回しか出ません。もっと早く出してよ。でも、半年に一回出るだけましなのかも……。現在三巻まで発売中です。

以上、書評でした。
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